大手を中心に、学習塾の集客方法は大きく変化しています。
その最たる例が、ネットを使ったWEB集客です。
ネットを使った集客効果は、とても大きいと言われています。
しかし、まだまだ塾業界にWEB集客は浸透していません。
これは逆に言えば、今、WEB集客を始めれば、チャンスがあるのを意味しているのです。
そこで今回は、WEB集客の特性や種類、メリット、デメリットをご紹介します。
塾はあくまで、サービス業です。
サービス業では、すでにWEB集客は必須になっています。
うまくいけば低コストで、効率的に集客効果を見込めるため、これからWEB集客をお考えの方や、募集でお困りの方はぜひ参考にしてください。
塾の集客方法もアップデートが必要
塾の集客方法は、口コミによる部分が非常に大きいです。
塾生や保護者からのいい評判を聞き、新たな塾生は入ってきます。
いい評判の立っていない塾は、生徒を集められません。
これは今後も変わらないでしょう。
しかし、だからといって今までの募集方法、集客戦略でいいわけではありません。
ネットが浸透した今だからこそ、集客方法のアップデートが必要なのです。
ここでは、
- これまでの方法にプラスがおすすめ
- 対保護者への効果
についてご紹介します。
これまでの方法にWEB集客をプラスするのがおすすめ
募集方法にWEB集客は非常に効果的ですが、すべてをWEBで賄う必要はありません。
これまでの、
- 生徒や保護者からの紹介
- 折込広告
- DM
- チラシ配布
でも、生徒の獲得はできます。
イメージとしては、これらにプラスしてWEB集客による生徒獲得を目指す感覚です。
例えば、
- 自社サイトを充実させて、訪問者の興味を引く
- SNSやブログの更新を行い、塾の雰囲気を外部に伝える
- 塾探しで困っている方に、WEBから申し込むきっかけを与える
といったように、集客のサポートを行う形で導入するといいでしょう。
大がかりなWEB集客を行っても、塾は対象地域が限られているため、大きな効果は得られにくいです。
オンラインならまだしも、地域で数教室開校の場合は、思うように効果が上がらないケースもあります。
あくまでもこれまでの方法が主で、補完的な位置付でのWEB集客を取り入れましょう。
映像紹介は問合せ前段階で保護者会に参加してもらうことと同じ価値がある
WEB集客の特徴として、対保護者へのアプローチがあります。
保護者にとって、塾選びは絶対に失敗したくありません。
お金がかかっている以上、成績効果を望むのは当たり前ですよね。
しかし、塾の内部については、保護者はあまり知らないケースが多いです。
保護者会や説明会でカリキュラムや方針を聞いても、実際にイメージが沸きにくいもの。
ですがWEB集客であれば、塾の内部や言葉では感じられないいい部分を保護者に伝えられます。
特に映像を取り入れれば、自塾のよさがより伝わりやすいです。
説明会といえど、1件の申し込みを獲得するのはとても難しい。
これは、塾経営をしている方ならお分かりいただけるのではないでしょうか。
自塾のWEBが見られることは、その1件の申し込みと同等の価値があるのです。
広告などの紙面は限られていますが、WEBなら伝えたいだけ伝えられる点も特徴の1つ。
このように、保護者の心をつかむのにも、WEB集客は向いているのです。
塾のWEB集客方法の種類
WEB集客が難しいと感じる方もいらっしゃいますが、意外と簡単にWEB集客は始められます。
コストも非常に安いものが多いため、今後に備えて今から始めるのがお勧めです。
主なWEB集客方法としては、
- オンライン広告
- 自社ウェブサイト、ブログ
- SNS
の3つがあります。
どれも始めやすいWEB集客なので、気になるものがありましたら、ぜひ、導入してください。
集客方法①オンライン広告
WEB上に広告を表示させるオンライン広告。
実はたくさんの種類のオンライン広告が存在します。
代表的なものは、
- yahooなどの媒体の広告枠を買い取る純広告
- 複数サイトへの投稿が可能なアドネットワーク
- 入札により広告を出すDSP
- 成果報酬型で外注できるアフェリエイト広告
- LINEなどのSNS広告
- 動画共有サイトや広告枠に動画を表示させる動画広告
です。
どれもメリット、デメリットはありますが、すぐにでも始められるため、目的に応じて選びましょう。
専門的な知識が必要になるため、外部委託するケースが多いです。
しかし、一度運用法を覚えてしまえば、長く使える点もメリットであるため、継続した広告表示による募集効果得られます。
相談だけなら無料で行ってくれる業者もあるため、興味のある方はぜひ、一度相談してみましょう。
集客方法②自社ウェブサイト・ブログ
オンライン広告よりも、手軽にできるウェブサイトやブログは、多くの塾が取り組んでいるWEB集客方法です。
しかし、小規模な塾ほど、
- サイトが充実していない
- ブログの更新頻度が低い
などの問題があります。
特にブログは毎日の積み重ねになるため、継続しなければ効果は上がりません。
また、サイトのコンテンツも工夫をする必要があります。
塾の場合、サイトの更新は最初に作ってから次の更新まで数年かかるケースが多いです。
これは、効果のない広告を出し続けているのと同じこと。
集まらない広告を常に出し続けても、生徒は獲得できませんよね。
サイトもブログも、どれだけの頻度で更新できるかがポイントです。
現在は、専門的な知識がなくてもサイト運営やブログ更新ができるサービスがあるため、WEBに力を入れるなら、まずはここから始めるのをおすすめします。
集客方法③SNS(Twitter・Instagram・Facebook)
ウェブサイトやブログと平行して、SNSの活用もWEB集客にはおすすめです。
SNSは、ちょっとした内容でも更新できます。
そのため、ブログよりも労力を使わずにWEB集客を行えるのです。
小規模の塾であっても、講師で使えるアカウントを作成し、パスワード等を共有すれば、職場でなくてもだれでも更新できます。
そしてSNS最大のメリットは、拡散です。
口コミで広がるよりもずっと早く広められるため、有益な情報を流すのも一つの手法としておすすめできます。
塾生にアカウントを通達して、フォロワーになれば、ネット上で生徒と講師の良好な関係性のアピールも可能です。
自塾のウリを出すよりも、実際のやり取りを見て感じさせた方が伝わりやすいこともあります。
このように、SNSは使い方次第で、小さな労力で大きな成果を得られるため、ぜひ取り入れていただきたい集客方法です。
>>理想の塾の集客方法は?媒体を組み合わせた効果的な生徒の集め方
WEB集客のメリット
口コミよりも広がりを見せる可能性を秘めたWEB集客。
更新の手間もかからないため、多くの塾が少しずつ始めている集客方法です。
しかし、まだまだ上手に活用できていない塾が多いのも事実。
- コストが低い
- 継続的な集客ができる
- 自社のブランディングが可能
- etc,
このようにWEB集客には多くのメリットがあります。
初めてしまえば続けやすいのがWEB集客の特徴でもあるため、ぜひメリットを知り、WEBでの集客を始めてみてください。
メリット①コストが低い
WEB集客は非常にコストが低いです。
折込広告は地域全域に出すため、見られる可能性は高いですが、その分コストも高くなります。
WEB広告であれば、地域や範囲にもよりますが、広告費用を半分以下に抑えられる可能性が高いでしょう。
そして、どちらも目にするのは興味のある属性ばかりです。
現在は、費用対効果の面から、折込広告を出さない塾も増えています。
大手は資金力があり、教室数も多いため、結果的に折込広告を出す方が効果は高いです。
しかし、小規模になるほど、WEB集客の方が、安く、効果を上げられます。
塾生や保護者の口コミの後押しの意味合いもあるため、低コストで募集効果を上げられる点がWEB集客の強みです。
また、オンライン広告やコンテンツも一度作ってしまえば使いまわしが聞くため、長期的に見ても費用を抑えられます。
メリット②継続的な集客が可能
WEB集客と新聞や折込広告の最大の違いは、永続性の有無です。
新聞などの広告は、瞬間的な効果は得られます。
折込日から1週間ほどで電話申し込みのあるスピード感も、折込広告ならではの効果です。
一方で、WEB集客の場合は、瞬間的な申し込みは多くありません。
しかし、WEBはオンライン上で情報がずっと残り続けるため、更新をしなくてもずっと広告効果が得られる可能性があります。
もちろん、コンテンツ更新は必須ですが、紙媒体の広告ほど紙面を気にする必要がないため、持続性も高いです。
ただアップしているだけで、いつ、だれの目に留まるかわからないのも、WEB集客のメリットと言えます。
オンライン上で素晴らしい紙面ができれば、あとは広げる方法を考えるだけで済むのも特徴です。
WEB集客は作り込みと拡散の両方の要素が必要になるため、軌道に乗れば自社で手を加えなくても、安価で継続的な集客が可能になります。
メリット③自社のブランディングも可能
WEB集客では様々な情報を伝達できます。
他塾のやっていない内容や、斬新なシステム紹介など、自由な情報発信が可能です。
特にウェブサイトやブログ、SNSは無料で行え、更新頻度も高めやすいメリットがあります。
講師は人に何かを伝えることが仕事です。
教科内容はもちろん、
- やる気を出させる
- 想いを伝える
- 考え方、生き方を教える
など、様々な内容を子どもたちにメッセージするのが塾講師。
中には他塾の講師とかぶるものもありますが、そのすべてが独自性の高いメッセージでしょう。
多くの大人がいうことを言っていても、子どもの心は動きませんからね。
つまり、そういったメッセージをWEB上で行えば、自社のブランディングにも繋がるのです。
目にした人が拡散し、火がつけば瞬く間に広がりを見せるWEB集客。
小規模の学習塾でも、差別化が図りやすいため、ブランディングできる可能性も秘めているため、力を入れる価値のある集客方法と言えます。
WEB集客のデメリット
大きなメリットのあるWEB集客は魅力がたくさんあります。
しかし、WEB集客ならではのデメリットもあり、簡単にはいかないケースが多いです。
特に、デメリットを知らずに始めて、効果が得られないから辞めてしまうパターンは往々にしてあります。
そのため、WEB集客のデメリットを知り、長期的な目線で行うようにしましょう。
WEB集客のデメリットは、
- 効果が出るまで時間がかかる
- 成功するためにはコツがいる
の2つです。
他にも様々なデメリットはありますが、この2つだけはしっかり押さえておいてください。
デメリット①効果が出るまで時間がかかる
WEB集客は効果が出るまでの時間が非常に長い点がデメリットです。
SNSなどに投稿して、すぐに塾生は増えません。
ウェブサイトを作っても、ブログを更新しても、すぐに閲覧数を伸ばすのは難しいです。
特にオンライン広告は、出してすぐのリターンは少ないため、長期的な目線を持つようにしましょう。
ポイントは、どこまで我慢ができるか。
そして、いつまで続けられるかの2つです。
分析ツールを駆使し、ターゲットにより効果的な宣伝戦略を練る必要もあります。
想像以上に奥の深い集客方法なので、年単位で戦略を変えるなどの工夫も必要です。
効果が表れ始めると、大きな結果が得られるのがWEB集客の魅力。
正しい方向性で努力を続けれえば、続けていれば必ず見合った効果が得られるのも強み。
その波を掴むまで試行錯誤を繰り返し、忍耐強く機を待つ継続力が必要です。
デメリット②成功にはコツが必要
WEBに関する知識は、専門に行っている方と一般の方では大きな差があります。
一般の方ができないと思っていることが、意外と簡単にできてしまうケースは多いです。
例えば、ウェブサイトでは、
- サイトの閲覧数のカウント
- 検索キーワードの調査
- サイトに訪れた属性の調査
- 滞在時間やどのページから訪れたか
など、細かな情報まで入手できます。
もちろん、無料でできる範囲は限られていますが、密度の濃い情報を入手も可能なのです。
入手した情報をデータ化し、より効率的に集客を行うのがWEB戦略の定石と言えます。
これらの方法はネットで容易に仕入れられますが、実際にやってみると意外と難しいものです。
そのため、専門家の手助けは必須と言えます。
また、SNSやブログなども更新すればいいわけではありません。
共感性の低い内容や一般的にマイナスのイメージが強いものをアップしてしまうと、悪評に繋がるケースもあります。
大衆の目を意識して、上げる内容を考えなければならないため、人の心を掴むのが苦手な人にはWEB集客は向いていません。
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塾のWEB集客まとめ
様々な方法のあるWEB集客は、他業種では当たり前のように戦略化されています。
特に販売店を中心としたサービス業では、WEB集客を行っていないお店はかなり出遅れていると言っても過言ではありません。
学習塾業界は、口コミメインの風習が強いため、WEB集客に力を入れている塾は少ないです。
だからこそ、メリットやデメリットを知り、方法論を知ることは、他塾をリードする理由になります。
継続性が必要で、効果が出るまでに時間のかかるWEB集客。
その分、様々な情報やメッセージを発信し、子どもだけでなく保護者にも塾のよさをアピールできる特徴もあります。
ネットの活用が当たり前の時代になってきた昨今、今後の戦略を考えた上でも、WEB戦略は絶対に必要な戦略の1つです。
ぜひ、自塾にあったWEB集客方法を選んで、未来に勝つための一歩を踏み出してください。
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