オンライン指導で大事なこと ~コロナ渦における可視化の重要性とは?~

コラム

コロナ禍で多くの学習塾がオンライン授業を始めました。

Zoom等の双方向動画配信システムや映像教材などが積極的に活用されています。

しかし、生徒の学習成果を上げるものは、そのような教材だけではありません。

最も大事なことは、「学習習慣」です。

「どんな鳥でも自分の翼で飛ぶしかない」という言葉があります。

どんなに良い教材や先生の指導があっても、最後は自分の力で飛ぶしかありません。

生徒はそのことをわかっていても、どうしてもやる気が出ずに習慣化できず、なかなか成果につなげられないでいることも多いのではないでしょうか。

東京大学の池谷裕二教授によると、「やる気」というものは最初から存在するものではなく、脳にある「側坐核(そくざかく)」という部位が活動することでやる気が出るそうです。

側坐核は、何かをやり始めないと活動しないのです。

つまり、やる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気が出るというわけです。

佐々木典士氏の著書「ぼくたちは習慣でできている」(ワニブックス)では、やる気を出すためには「まず始める」ことが重要で、まず始めるためには、「徹底的にハードルを下げることが重要だ」と紹介されています。

学習に置き換えた場合、毎日の学習を習慣化するには、いきなり参考書を開いたり問題集を解き始めたりせず、やる気が出なくてもいいからまずは机の前に座ってみるといった、小さなハードルに取り組むことを日常化することだと言えます。

「習慣=日々の行動」と考えると、やる気を継続させるためには、初めの一歩を踏み出す小さな行動の積み重ねが重要です。

学習ツールで言えば、教育スマホアプリでユーザー数No.1の「Studyplus」には、その小さな行動を簡単に積み重ねられる仕組みが備わっています。

例えば、学習する前に、学習開始ボタンを押すと学習時間を計測するストップウォッチが動き出します。

学習前の小さな行動で、とても低いハードルです。

学習が終われば終了ボタンを押すだけです。

そうした日々の小さな積み重ねが自動的に蓄積されていきますので、今月は何時間勉強できた、毎日勉強するようになったなどの学習習慣を見える化しやすいようにできています。

また、学習ツールには「ビットキャンパスタッチ」というタブレット学習教材もあります。

テストを受け、間違えた問題だけを繰り返しわかるまで解くことができます。

テストと言うと何問も解かないといけない印象ですが、「ビットキャンパスタッチ」のテストは、1回あたり5問しか解かなくていいようになっています。

これも低いハードルです。

あっという間にテストは終わります。

まずは5問だけ解くことを習慣化するうちに、行動がやる気を引き起こしてくれます。

コロナ第1波、第2波で疲れ果てた保護者からすれば、家庭を留守にしていても子どもの学習習慣を管理してくれる塾の存在は、大変心強いものになります。

学習管理と生活管理を自動で両立させる仕組みを持つことで、子どもの学習の遅れや生活の乱れに不安を持つ保護者の信頼を得られます。

塾にとっても、通塾日以外の家庭学習管理指導で新たな収益源を得ることができるようになるかもしれません。

このような時代だからこそ、ピンチをチャンスに変える仕組みづくりを検討されてはいかがでしょうか。

 

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